2020年12月1日
農林水産大臣 野上浩太郎 殿
水産庁長官 山口 英彰 殿
JCFU全国沿岸漁民連絡協議会
共同代表 高松幸彦(北海道)
同 瀧澤英喜(岩手県)
同 鈴木重作(山形県)
同 鈴木正男(千葉県)
同 岡田三市(三重県)
同 杉本武雄(和歌山県)
同 笠岡義雄(愛媛県)
同 宮崎義則(長崎県)
新漁業法施行にあたっての要望書
現在、新型コロナウイルスの感染は拡大一方であり、感染者数増加は都市部のみならず、広く各地方にも及んでいます。70年ぶりという漁業法の改正内容は極めて多岐にわたりますが、コロナ感染拡大との関係もあり各県、各漁協では漁業者を集めての説明会が開催されておらず、現場の漁業者はその内容を十分に承知しておりません。
私たちは新型コロナ感染症の拡大が終息し、安心して漁業者が説明会に出席することができる状況になるまで、改正漁業法の施行を延期するよう要望してきましたが、残念ながら国は改正漁業法を、予定通り12月1日より施行することとしています。
現場の漁協、漁民には、改正漁業法の施行、とくに「新たな資源管理の推進」に関して様々な不安が広まっております。
ついては、当面以下の事を申し入れるものです。
(1)「新たな資源管理の推進」政策については、現場漁協、漁民へ十分説明し、同意を得てすすめること
(2)「新たな資源管理の推進」政策を進めるに当たっては漁協、漁民への過度な負担とならないよう実施すること。 また、新たな負担が生じる場合には、適切な財政支援を行うこと。
以上